トイレタンクが割れた!緊急時の対処法と修理方法  


はじめに:

トイレタンクが割れてしまった時、突然の事態にどう対処すれば良いか分からず困ってしまいますよね。水漏れによる床や壁へのダメージが心配ですし、修理方法も知っておきたいところです。この記事では、トイレタンクが割れた時の緊急対処法と修理方法について詳しく解説します。また、再発防止のための予防策や日常的に行うべきメンテナンスについても紹介します。トイレタンクが割れると、生活の中で大きな不便が生じますが、冷静に対処することで被害を最小限に抑えることができます。それでは、緊急時の対処法から見ていきましょう。


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1. 緊急時の第一対応

1-1. 水の供給を即座に止める

トイレタンクが割れて水が漏れている場合、まず最初に行うべきことは水の供給を止めることです。トイレの給水バルブは通常、トイレのすぐ横にあります。バルブを時計回りに回せば水の供給を止めることができます。また、メインの給水バルブが家の中にある場合は、そちらも閉じることをお勧めします。これによってタンク内の水がこれ以上流れ出るのを防ぐことができます。次に、タンク内に残っている水を排水するために、タンクのフラッシュレバーを押して全ての水を流しきります。これにより、タンク内に溜まっている水が完全になくなり、作業がしやすくなります。


1-2. 被害拡大を防ぐ対策

水の供給を止めた後は、漏れている水を受けるための対策を行います。バケツやタオルを使って漏れた水を受け止め、床や壁への被害を最小限に抑えましょう。特に床下がカーペットや木製の場合、早急に水を吸い取ることが重要です。水が長時間溜まったままになると、カビの発生や床材の腐食が進んでしまう恐れがあります。また、床や壁を保護するために、ビニールシートやタオルを敷いておくとさらに効果的です。これらの対策を迅速に行うことで、被害を最小限に抑えることができます。


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2. トイレタンク割れの原因を理解する

2-1. 材質の劣化

トイレタンクは主に陶器やプラスチックで作られており、長年の使用により材質が劣化することがあります。陶器製タンクは衝撃に弱く、プラスチック製タンクは紫外線や化学薬品などの影響で硬化し、ひび割れや割れが生じやすくなります。特に、設置から10年以上経過しているタンクは、定期的な点検が必要です。


2-2. 外部からの衝撃

トイレタンクに重い物を落としたり、強い衝撃を加えたりすると、割れてしまう可能性があります。特に、掃除中やタンク上に物を置いている際に注意が必要です。物を落とさないよう、タンクの周りにはあまり物を置かないようにしましょう。


2-3. 内部の圧力過多

タンク内の水圧が高すぎる場合、圧力に耐えきれずにタンクが割れることがあります。この場合、給水バルブが故障しているか、タンク内のパーツに問題があることが考えられます。定期的に給水バルブとタンク内部のパーツを点検し、異常がないか確認することが重要です。


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3. DIYでできる修理方法

3-1. 応急処置としてのシーリング剤の使用

タンクが割れてしまった場合、まず応急処置としてシーリング剤を使用することがおすすめです。シーリング剤は水漏れを防ぐための一時的な対策として有効です。シーリング剤を使用する際は、まず割れた部分を乾燥させ、清潔にしてから適量を塗布します。その後、所定の時間放置して完全に乾燥させます。


3-2. パテを使った修理法

陶器用のパテを使用して、割れた部分を修繕する方法もあります。パテは割れ目やひび割れを埋めるための素材で、固まると非常に強力になります。適量のパテを手に取り、割れた部分にしっかりと押し込んでいきます。その後、表面を平らに整え、完全に固まるまで放置します。


3-3. タンク交換の手順

シーリング剤やパテでの修理が難しい場合、または完全に修復を望む場合は、タンク自体を交換するのが最良の方法です。まず、交換するタンクを選びます。購入する際は、現在のトイレのモデルと一致するか、互換性があるかを確認することが重要です。次に、タンクの交換に必要な工具(プライヤー、レンチなど)を用意します。


タンク交換手順:

1. 既存のタンクを取り外す。ボルトやナットを取り外し、タンクを慎重に持ち上げる。

2. 新しいタンクを設置する。ボルトやナットでしっかりと固定。

3. 給水バルブを開けてタンクに水を貯め、水漏れがないか確認。


慣れていない場合は、この作業は少々難しいかもしれませんので、専門家に依頼することをお薦めします。


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4. 専門業者に依頼する場合

4-1. どんな時に専門業者に依頼すべきか

DIYで対応が難しい場合や、修理方法が分からない場合、あるいはタンクの損傷が酷くて修理が不可能な場合は、専門業者に依頼することをお薦めします。また、応急処置をしても水漏れが止まらない、タンク以外にもトイレ全体に問題があると感じた場合も、専門のサポートが必要です。


4-2. 業者選びのポイント

信頼できる専門業者を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。まずは口コミやレビューを確認し、実績のある業者を選びましょう。また、見積もりを取る際は、複数の業者から比較し、料金だけでなくサービス内容や保証についてもしっかりチェックしてください。事前に訪問調査が含まれているかどうかも重要です。


4-3. 修理費用の目安

トイレタンクの修理または交換には一定の費用がかかりますが、その内訳を知っておくと安心です。基本的な修理費用は、部品代、作業代、出張費の三つに分けられます。タンク交換の場合、タンクの価格は商品定価で50,000円程度、作業代は約8,000円から15,000円です。具体的な費用は業者や地域によって異なるため、詳細な見積もりを取ることが重要です。


業者に依頼することで、修理の手間を省き、確実な作業をしてもらうことができます。適切な業者を選ぶことができれば、トラブルはスムーズに解決し、再発のリスクも減少します。


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5. 再発防止のための予防策

5-1. 定期的な点検とメンテナンス

再発を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。トイレタンクの内部は見えにくい部分が多いため、半年に一度はタンクのフタを外して内部をチェックしましょう。ゴムパッキンやフロートバルブの状態を確認し、劣化している場合は早めに交換することが重要です。また、給水バルブの点検も行い、水圧や漏れがないか確認しましょう。


5-2. 適切な使い方と注意点

トイレタンクを長持ちさせるためには、日常的な使い方にも注意が必要です。タンク上に重い物を置いたり、大きな衝撃を与えたりしないように気を付けましょう。また、タンク周りにはできるだけ物を置かないようにして、清掃と保全がしやすい環境を保つことが大切です。


さらに、トイレに異物を流さないようにすることも重要です。異物が詰まることでタンクや排水管に負荷がかかり、故障の原因になります。流すべきでない物(例:おしりふき、ティッシュペーパー、おもちゃなど)を家族全員で確認し、ポスターやシールなどを使って意識を高めることも効果的です。


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まとめ:

トイレタンクが割れた時の対処法や修理方法を知っていれば、突然のトラブルにも対応できます。しかし、時にはプロに任せることが最適な解決策です。各セクションで紹介した対処法を踏まえつつ、必要に応じて専門業者に相談することで、トイレタンクの問題を迅速かつ確実に解決することができます。適切なメンテナンスを行えば、トイレタンクの寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐことができます。


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日本水道保安協会では、トイレタンクの修理や交換を迅速かつ的確に行います。お問い合わせは年中無休で受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。


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